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パソコン決裁6 サービスリリース2 リリースノート
この文章は、パソコン決裁6 サービスリリース2 に関するリリースノートが記載されています。
- 作成日:
- 2009.10.23
- 最終更新日:
- 2021.01.29
関連製品
回答
- 内容
- はじめに この文章には、パソコン決裁6 サービスリリース2(以下、サービスリリース2)はパソコン決裁6がリリースされた後に、お客様からのフィードバックによる修正された不具合や新しい機能が追加された更新プログラムです。
- お客様への提供方法 新しい機能が追加されたサービスリリース2
2009年11月9日から出荷されるパッケージ内については、サービスリリース2として出荷されます。また、既存のユーザ様のうち有償サポート契約を行っていただいているお客様は弊社カスタマーサイトから無償でダウンロードしていただくことができます。捺印ツールまたは管理ツールのバージョン情報が6.2以降からWindows7への動作サポートをいたします。
提供されるプログラムとバージョン情報名称 ファイル名 バージョン情報または更新日時 共通モジュール DstmpCom.dll 6.2.0.59 捺印ツール Dstmp32.exe 6.2.0.59 管理ツール DstmpExplorer.exe 6.2.0.59 オートプロテクトワード捺印ツール Satpr6w.dot,Satpr6w.dotm 6.02.00 オートプロテクトエクセル捺印ツール Satpr6e.xla,Satpr6e.xlam 6.02.01 Acrobat用 捺印ツール DstmpDs.api 3.0.0.24 Docuworks用 捺印ツール XDStamper.dll 6.0.0.25
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不具合のみが修正された更新プログラム
既存のユーザ様のうち有償テクニカルサポート契約をされていないお客様は、不具合のみが修正されたプログラムをサポートサイトから無償でダウンロードしていただくことができます。サービスリリース2から追加された新しい機能はございませんが、既知の不具合などが修正されています。捺印ツールまたは管理ツールのバージョン情報が6.1以前の場合にはWindows7への動作サポートを行っておりません。
提供されるプログラムとバージョン情報名称 ファイル名 バージョン情報または更新日時 共通モジュール DstmpCom.dll 6.1.0.59 捺印ツール Dstmp32.exe 6.1.0.59 管理ツール DstmpExplorer.exe 6.1.0.59 オートプロテクトワード捺印ツール Satpr6w.dot,Satpr6w.dotm 6.02.00 オートプロテクトエクセル捺印ツール Satpr6e.xla,Satpr6e.xlam 6.02.01 Acrobat用 捺印ツール DstmpDs.api 3.0.0.24 Docuworks用 捺印ツール XDStamper.dll 6.0.0.25
- インストールする際の注意事項 Microsoft Windows 7またはWindows Vista Service Pack 2ではインストール時のProgram Filesフォルダへのファイルコピー操作のセキュリティが強化されているため、パソコン決裁6 捺印ツール Standard Editionインストール時にMicrosoft Office製品およびAdobe Acrobat製品に依存する弊社アドインまたはプラグイン関連のファイルコピーが失敗し正常にインストールができない可能性があります。Microsoft Windows 7またはWindows Vista Service Pack 2にセットアップされる場合には、次の手順で行ってください。
- インストールプログラムを含むフォルダ内のSetup.exeを確認します。 製品に同梱されているインストールCDの場合には、[stmptool\disks]フォルダにあります。ダウンロードされた圧縮ファイルの場合には、一旦、任意のフォルダに展開してから作業を行ってください。
- [Setup.exe]をマウスの右ボタンでクリックして表示されたポップアップメニューから[管理者として実行]メニューを選択します。
- 表示された[ユーザー アカウント制御]画面で[はい]を選択してインストールを開始します。
- ウィザードに沿って、インストール作業を続行します。 [SetupDstmp32.msi]を実行してインストールを行わないでください。インストールは完了しますが、一部のファイルコピーが失敗する可能性があります。
- タブレットドライバ Microsoft Windows 7でインプレット(電子印鑑の形をした捺印デバイス)を利用する場合にコンピュータに接続するタブレット型入出力デバイス e-tablet ドライバにサポート情報[SB0802088]で表示されるドライバをセットアップすることで動作します。(Microsoft Windows 7 64ビット版については動作サポートいたしません)
Microsoft Windows 7でセットアップを行う手順
拡張子を表示しない設定の場合には[Setup]としか表示されません。種類が[アプリケーション]となっていることなどで判別してください。
Microsoft Windows Vista、Microsoft Windows 7タブレット ドライバ入手先 http://www.shachihata.co.jp/interweb/support/view.php?sbid=SB0802088
- サービスリリース2で新しく追加された機能
- 管理ツールに新しく追加された高度な検索機能
- 捺印ツールに新しく追加されたチェックアウト時の優先動作
管理ツールで一覧表示されるユーザが多くなった場合に、処理に時間がかかる場合があります。そのため、検索機能を充実させた新しい画面を用意いたしました。新しくなった検索画面では、ユーザ一覧を表示せず検索を実行できるため表示処理を待つことなく検索結果からユーザのプロパティを変更したり、新しい印鑑データを追加したりすることができます。
パソコン決裁には、ネットワーク上で参照される捺印用印鑑データファイルから捺印時に利用する印鑑データを一時的にローカルディスク内に保存し、ネットワークが参照できない状態でも捺印を可能にする[チェックアウト]機能があります。この機能はパソコン決裁の捺印プログラムが動作するコンピュータの環境がネットワークを持たない(有効なネットワーク接続が存在しない)場合には期待通りに動作しプログラムの起動から捺印処理までが一時的に保存されたデータを参照して行われます。
しかし、ラップトップ型(ノート型)のコンピュータなどでUSBやPCカード接続による通信モジュールが利用されている場合にコンピュータにネットワーク接続の有無を確認する処理でネットワーク接続を試行してしまうため完全なオフライン状態以外では捺印操作にかかる時間が向上しにくい現象が発生してしまいました。そのためパソコン決裁6 サービスリリース2では共通設定のオプション項目として[チェックアウトされている場合にはキャッシュファイルを優先する]項目を追加し、チェックアウト状態での捺印操作性を向上させました。
この項目は、オンラインやオフラインを繰り返す(外出や出張などで持ち出し、公衆回線を利用して社内ネットワークに接続するような)コンピュータ環境に最適なオプションになります。電子メールなどで受け取った添付ファイルに対して手早く電子印鑑を捺印して送り返すような場合に有効なオプションです。[チェックアウトされている場合にはキャッシュファイルを優先する]項目を有効にした場合には、捺印操作を行うアプリケーションプログラムは捺印するユーザがチェックアウトされている場合にチェックアウト元(本来ネットワーク上に構成されているユーザの印鑑データが追加されているファイルやフォルダ)への接続試行を取りやめ、ローカルディスク内に一時的に保存されているファイルやフォルダを先に利用して捺印操作を行うようになります。また、この項目は捺印操作を行う際にログインしているユーザがチェックアウトされていない場合(チェックアウト操作がされていない場合やチェックイン操作が行われた状態)には設定の有無に関わらす無視されます(有効になっていても動作しません)
- 捺印ツールに新しく追加された捺印履歴の遅延転送
パソコン決裁の捺印操作には大きく2つのパートに分かれています。1つはユーザがログインし、捺印する印面のイメージを取得し編集中のファイルに最適なオブジェクトとして挿入するパートであり、もう1つは、捺印した時間やコンピュータの環境を捺印履歴(捺印ログ)として捺印用印鑑データファイルに追加するパートになります。以前のバージョンのパソコン決裁は、この2つのパートを同じプロセス内で行い一貫性を保っていました。そのため2つのパートによる処理が完了しない限りプロセスは解放されずネットワークの転送量が少ない(遅い)場合に完了するまでの時間をユーザに待たせることになっていました。パソコン決裁6 サービスリリース2では共通設定のオプション項目として[捺印ログの遅延転送を有効にする]項目を追加し、このプロセスを分離し捺印操作性を向上させました。
この項目は、広域LANのように拠点間などを接続するネットワークの転送量が多くない場合でチェックアウト機能を利用したくない場合に有効です。オートプロテクトワード捺印ツールやオートプロテクトエクセル捺印ツールなどで捺印操作を行う場合、本来であれば電子印影を編集中のファイルに挿入し、捺印ログの追加の処理が一連の流れで動作するため、捺印操作を開始した場合にユーザはすべての操作が終了するまで待つ必要があります。このオプションを有効にした場合には、電子印影の挿入操作が終了後にプロセスが解放されユーザに操作が移ります。その後に発生する捺印履歴(ログ)の追加処理は別プロセスに引き継がれてバックグラウンドで行われます。
この機能が影響を与える操作はオートプロテクトワード捺印ツール、オートプロテクトエクセル捺印ツールに限られます。また、この項目は捺印操作を行う際にログインしているユーザがチェックアウトされている場合には設定の有無に関わらず無視されます。(有効になっていても動作しません)- サービスリリース2および更新プログラムから改良または修正された箇所
サポート情報 SB0902191 パソコン決裁6 サービスリリース2で修正された内容について
- ダウンロード
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パソコン決裁6 サービスリリース2 リリースノート
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