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【パソコン決裁】Microsoft Excel 2010で作成したワークブックを開くと印影が変形したり移動する現象について

この文章には、Microsoft Excel 2010で印影を含む行や列がグループ化されているファイルを開くと印影が変形したり移動する現象について説明されています。

作成日:
2015.09.11
最終更新日:
2015.09.14

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回答

現象
Microsoft Excel 2010にて、捺印された印影のオブジェクトの位置関係について「セルに合わせて移動やサイズを変更する」もしくは「セルに合わせて移動するがサイズは変更しない」が選択された状態で、印影を含む行や列をグループ化して、セルを非表示にした状態で保存されたワークブックを開き直すと印影が変形したり移動したりすることがあります。この現象は印影のみならず、挿入した図形や画像などのオブジェクト全てにおいて発生します。
再現手順
  1. Microsoft Excel 2010を起動します。
  2. リボンの[シヤチハタ電子印鑑]をクリックします。
  3. オートプロテクトツールの[環境設定]をクリックします。
  4. [捺印]-[オブジェクトの位置関係]にて以下のいずれかを選択する。
    ・「セルに合わせて移動するがサイズ変更はしない」
    ・「セルに合わせて移動やサイズ変更をする」
  5. [OK]をクリックして[環境設定]を閉じます。
  6. [捺印]ボタンから任意の場所に捺印します。
  7. 印影を含む行や列を選択します。
  8. リボンの[データ]-[グループ化]をクリックします。
  9. グループ化したセルを閉じます。
  10. ワークブックを任意の場所に保存します。
  11. 保存したワークブックをMicrosoft Excelで開きます。
  12. グループ化したセルを展開します。
  13. 捺印した印影が変形したり、捺印位置から移動したりします。
原因
Microsoft Excel 2010の仕様です。Excel 2003/2007/2013で作成したワークブックでは本現象は再現しません。
回避方法
回避方法はございません。
Microsoft Excel 2010で保存する際は、グループ化されたセルを非表示にせず保存するかオブジェクトの位置関係について「セルに合わせて移動やサイズを変更しない」を選択してください。

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